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寐静
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ねしずま
ふりがな文庫
“
寐静
(
ねしずま
)” の例文
白磨
(
しろみがき
)
の千本格子がぴたりと閉って、
寐静
(
ねしずま
)
ったように音もしないで、ただ軒に掛けた滝の家の
磨硝子
(
すりがらす
)
の
燈
(
ともしび
)
ばかり、
瓦斯
(
がす
)
の音が轟々と、物凄い音を立てた。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
君江の目にも
寐静
(
ねしずま
)
った路地裏の情景が一段
艶
(
なまめか
)
しく、いかにも
深
(
ふ
)
け渡った
色町
(
いろまち
)
の夜らしく思いなされて来たと見え、言合したように立止って、その後姿を見送った。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
寐
漢検1級
部首:⼧
12画
静
常用漢字
小4
部首:⾭
14画
“寐”で始まる語句
寐
寐入
寐床
寐転
寐衣
寐息
寐起
寐付
寐覚
寐込