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邦家
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ほうか
ふりがな文庫
“
邦家
(
ほうか
)” の例文
一身の小楽に安んじ
錦衣
(
きんい
)
玉食
(
ぎょくしょく
)
するを以て、人生最大の幸福名誉となす
而已
(
のみ
)
、
豈
(
あに
)
事体の何物たるを知らんや、いわんや
邦家
(
ほうか
)
の
休戚
(
きゅうせき
)
をや。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
たとえば
仁義
(
じんぎ
)
のために死するとか、国家の責任を
双肩
(
そうけん
)
に
担
(
にな
)
って立つとか、
邦家
(
ほうか
)
のためには一身を
顧
(
かえり
)
みず、
知遇
(
ちぐう
)
のためには
命
(
いのち
)
を
堕
(
おと
)
すとか
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
近年新聞紙の報道するところについて見るに、東亜の風雲はますます急となり、日支同文の
邦家
(
ほうか
)
も善鄰の
誼
(
よ
)
しみを
訂
(
さだ
)
めている
遑
(
いとま
)
がなくなったようである。
十九の秋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
何卒
(
なにとぞ
)
右の儀、高等二学年修了以上の方々及び其父兄へ御懇話の上、一人にても二人にてもお
遣
(
つかわ
)
し
被下
(
くださら
)
ば、
邦家
(
ほうか
)
中等教育の為め、光栄これに
如
(
し
)
くもの
無之候
(
これなくそうろう
)
、
頓首再拝
(
とんしゅさいはい
)
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
大いに同情を寄せられつつ、土倉氏出阪せばわれよりも頼みて
御身
(
おんみ
)
が東上の意思を貫徹せしめん、幸いに
邦家
(
ほうか
)
のため、人道のために
勉
(
つと
)
めよとの
御言葉
(
おんことば
)
なり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
▼ もっと見る
誠に
邦家
(
ほうか
)
のために
歎
(
たん
)
ずべき次第なり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“邦家”の意味
《名詞》
国。国家。
(出典:Wiktionary)
邦
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“邦家”で始まる語句
邦家衰頽