“ひつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
放火73.7%
放火犯10.5%
火附10.5%
火付5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尤も、あの放火ひつけ道具を隱してある場所が、もつと早く判れば、何でもなかつたんだが、市五郎の家の納屋とは氣がつかなかつたよ。
それよりは、本当の放火犯ひつけを挙げることだ。四年越し、江戸中に火をバラいて、何万軒の家を焼き、何百人の人を殺した、鬼のような奴は、安穏に助けちゃおけない
煙草の火附ひつけに非常に便利がられた。
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
無實むじつに殺させん事不便ふびんなりとて我と名乘なのり奉行所ぶぎやうしよいで火付ひつけ十三ヶしよ人殺ひとごろしにん夜盜かずれず其中そのうち麻布あさぶ原町はらまち質屋しちや這入はい金子きんす八十りやう代物しろもの二十五しなぬすみよし白状はくじやうに及びしかば大岡殿おほをかどの八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)