“廉々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどかど58.3%
かど/\33.3%
カド/\8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は早く合点の行かぬ廉々かどかどから聞き度いと思い「全体貴女が、何うして彼の書斎で消えて了ったか、其が今以て大疑問と為って居ますが」
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
なしたりし事なれば尋ねの廉々かど/\明白めいはくに白状に及びし故其次そのつぎに願山をよび出されて其方京都に有りしとき日野家に於ては何役なにやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すると、さうした農村の大家の、富みの標となる財貨タカラを、挿話にして、逆に、其家の富みの原因を物語る話に纏つてゐた。廉々カド/\は旧い伝説の型に嵌つた説明で、現実を空想化してゐる。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)