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廉々
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かどかど
ふりがな文庫
“
廉々
(
かどかど
)” の例文
余は早く合点の行かぬ
廉々
(
かどかど
)
から聞き度いと思い「全体貴女が、何うして彼の書斎で消えて了ったか、其が今以て大疑問と為って居ますが」
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「いや、そればかりではござりませぬ。玉藻という
女性
(
にょしょう
)
に就いては落意しがたき
廉々
(
かどかど
)
があるとか申されまして……」
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
帰ってからその文句の
廉々
(
かどかど
)
を
諳
(
そら
)
んずるにつけて罪恐ろしく、よせばよかったと思っても見、首尾よく行けばいゝとも思って見、思い思って五日と経ったが
返詞
(
へんじ
)
が無い
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
記憶が
稍
(
やや
)
おぼろげになってはいるが又
却
(
かえっ
)
てそれが
為
(
た
)
めに、或る
廉々
(
かどかど
)
がアクサンチュエエせられて、
翳
(
かす
)
んだ、濁った、しかも強い色に
彩
(
いろど
)
られて、古びた想像のしまってある
百物語
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
先ず第一に朝命を
軽
(
かろ
)
んじて早く北条攻に出陣しなかったこと、それから蘆名義広を
逐払
(
おいはら
)
って私に会津を奪ったこと、二本松を攻略し、須賀川を
屠
(
ほふ
)
り、勝手に四隣を蚕食した
廉々
(
かどかど
)
を詰問した。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
維持して行くに有利だと思う
廉々
(
かどかど
)
を話していた。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
今まで尽した忠義の
廉々
(
かどかど
)
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
廉
常用漢字
中学
部首:⼴
13画
々
3画
“廉”で始まる語句
廉
廉子
廉恥
廉物
廉直
廉価
廉潔
廉立
廉耻
廉州