“廉価”の読み方と例文
旧字:廉價
読み方割合
れんか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
繁殖を目的とせざる繁殖の行為には徴税がない。人生徒事の多きが中に、避姙と読書との二事は、飲酒と喫烟とに比してすこぶる廉価れんかである。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そうして彼らが熟知している唯一のことは、如何に彼らの作が廉価れんかであるかということのみであろう。だが摂理せつりはいつも不思議である。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
独逸と我邦とは事情も違いますけれどもモー一層牛乳屋が勉強して牛乳の販売商を増加したらば今より廉価れんかに牛乳を売る事が出来ましょう。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)