“みやづかえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宮仕33.3%
仕官33.3%
給事33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんについてもいうことは何時いつもただ一つ、京にのぼり宮仕みやづかえして一身を立てなおすことであった。
荻吹く歌 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
生絹をもっと美しくして見たい心と、宮仕みやづかえまで許すように深くも生絹のからだに心をつかっている右馬の頭は、いつも、最後に女としての危険を感じる奥のものにつかり、躊躇ためらわざるをえなかった。
荻吹く歌 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
それにしても私や常陸様など縁も由縁ゆかりもない人達が、花村様からろくいただき、一緒に仕官みやづかえ致そうなどとは、何んという不思議でございましょう。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
当方こちらからお給事みやづかえをしようと云うんじゃなし、第一欲しいと仰有おっしゃったって、差上げるやら、平に御免を被るやら、その辺も分らないのに、人の大切な令嬢を、裸体はだかにして検査するような事を聞くのは
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)