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甲斐性
ふりがな文庫
“甲斐性”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かいしょう
84.2%
かひしやう
5.3%
かひせう
5.3%
かいしょ
2.6%
かひしよ
2.6%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かいしょう
(逆引き)
年をとって、こうして下女奉公をするのも、いってみればお艶どのの男が
甲斐性
(
かいしょう
)
のない証拠。な、おさよどのそうではござらぬかな
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
甲斐性(かいしょう)の例文をもっと
(32作品)
見る
かひしやう
(逆引き)
母は
此
(
この
)
子が四つの歳、みづから家を出でゝ我れ一人苦をのがれんとにもあらねど、かたむきゆく家運のかへし難きを知る実家の親々が、
斯
(
か
)
く
甲斐性
(
かひしやう
)
なき男に一生をまかせて
琴の音
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
甲斐性(かひしやう)の例文をもっと
(2作品)
見る
かひせう
(逆引き)
定めて定めて二人
揃
(
そろ
)
つて
甲斐性
(
かひせう
)
のある親をば持つてゐるのであろ、私が息子の
与太郎
(
よたらう
)
は今日の休みに御主人から暇が出て何処へ
行
(
ゆ
)
つてどんな事して遊ばうとも定めし人が
羨
(
うらやま
)
しかろ、
父
(
とと
)
さんは
呑
(
のみ
)
ぬけ
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
甲斐性(かひせう)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
かいしょ
(逆引き)
「お前も見かけによらない意気地なしだねえ。私としたことが、とんだ
甲斐性
(
かいしょ
)
なしの女房になってしまった。ああ、ああ。これから何をたよりに暮したらいいのだろう」
桜の森の満開の下
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
甲斐性(かいしょ)の例文をもっと
(1作品)
見る
かひしよ
(逆引き)
鋭
(
するど
)
く
拂
(
はら
)
つてお
高
(
たか
)
どの
詞
(
ことば
)
ばかりは
嬉
(
うれ
)
しけれど
眞實
(
まこと
)
やら
何
(
なに
)
やら
心
(
こゝろ
)
まで
見
(
み
)
る
目
(
め
)
は
芳之助
(
よしのすけ
)
あやにく
持
(
も
)
たず
父御
(
てゝご
)
の
心
(
こゝろ
)
も
大方
(
おほかた
)
は
知
(
し
)
れてあり
甲斐性
(
かひしよ
)
なしの
我
(
わ
)
れ
嫌
(
いや
)
になりて
縁
(
えん
)
の
絶
(
た
)
ちどが
無
(
な
)
さに
計略三昧
(
けいりやくざんまい
)
かゝりし
我等
(
われら
)
は
罠
(
わな
)
のうちの
獸
(
けもの
)
ぞ
手
(
て
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
甲斐性(かひしよ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“甲斐性”の意味
《名詞》
何かを立派に完遂しようという能力や性質。
(出典:Wiktionary)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
斐
漢検準1級
部首:⽂
12画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“甲斐”で始まる語句
甲斐
甲斐甲斐
甲斐絹
甲斐々々
甲斐国
甲斐守
甲斐源氏
甲斐絹屋
甲斐駒
甲斐〻〻
検索の候補
不甲斐性者
甲斐
腑甲斐
生甲斐
甲斐甲斐
甲斐絹
甲斐々々
年甲斐
不甲斐
仕甲斐
“甲斐性”のふりがなが多い著者
高見順
壺井栄
久米正雄
谷崎潤一郎
樋口一葉
島木健作
岩野泡鳴
山本周五郎
有島武郎
林不忘