“年甲斐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としがい73.9%
としがひ21.7%
としげえ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君は、いったい、なんだってあんな子守っ子だって笑ってしまうような甘ったるい芝居を、年甲斐としがいもなくはじめる気になったのですか。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
などと年甲斐としがひもなくをとこぴきがそんなくだらないことをかんがへたりするのも、麻雀マアジヤン苦勞くらうした人間にんげんでなければわからないあぢかもれない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ぜひとも道庵先生にていただきてえ——そう言われると、こっちも男の意地でいやとは言えねえ、相手が別嬪だからって、後へ引くようなことじゃ年甲斐としげえもねえ——
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)