“としがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年甲斐77.3%
年効18.2%
年齢甲斐4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時は二人の在処ありかを突留めようと思ったり、ある時は自分の年甲斐としがいも無いことを笑ったり、ある時は美しく節操みさおの無い女の心を卑しんだりして
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一色が知っているような気もしたが、黙って引き退さがっている一色を、年効としがいもなく踏みつけにしていることを考えると、そう思いたくはなかった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
いずれ親譲りがある筈だった財産というのも、近頃親の年齢甲斐としがいもない道楽で、陽向ひなたに出した氷のようにズンズン融けてゆくという話である。
(新字新仮名) / 海野十三(著)