甲斐性かいしょ)” の例文
「お前も見かけによらない意気地なしだねえ。私としたことが、とんだ甲斐性かいしょなしの女房になってしまった。ああ、ああ。これから何をたよりに暮したらいいのだろう」
桜の森の満開の下 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)