“きゅうりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丘陵80.0%
給料15.0%
虬竜5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌日の昼さがり、大隅理学士は矢追村の東にある雲雀ひばりおかという小高い丘陵きゅうりょうをトコトコと登りつつあった。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ぼんの十六日なので鉱山こうざんも休んで給料きゅうりょうはたけ仕事しごと一段落いちだんらくついて今日こそ一日そこらの木やとうもろこしをく風も家のなかのけむりす青い光のぼうもみんな二人のものだった。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
片鱗へんりん溌墨淋漓はつぼくりんりあいだに点じて、虬竜きゅうりょうかいを、楮毫ちょごうのほかに想像せしむるがごとく、芸術的に観じて申し分のない、空気と、あたたかみと、冥邈めいばくなる調子とをそなえている。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)