“きうりよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丘陵80.0%
九竜20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな灰色の丘陵きうりようが、地平線に沿うてり上つてゐた。夕闇が深くなる頃、樹木で暗い谷間を下つた。夜が風景を蔽ひ隱してから永い間、樹々の間を突進する野風のかぜの音を、私は聽いた。
丘陵きうりようのうへに白雲の棚びけるところもありぬすずしくなりて
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
うしろに南支那大陸の九竜きうりよう半島を控へて居る所は馬関海峡の観があるが、ピンクの屹立きつりつして居る光景は島原の温泉うんぜんだけを聯想するのであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)