“給使”の読み方と例文
読み方割合
きゅうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近藤はただちに何ごとをか言い出さんと身構をした時、給使きゅうじの一人がつかつかと近藤のそばに来てその耳に附いて何ごとをかささやいた。すると
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
彼は給使きゅうじの女の方を見て微笑して見せた。女も微笑した。津田一人おこる訳に行かなかった。小林はまたすぐその機に付け込んだ。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
津田は下へ降りたついでに玄関にいる給使きゅうじいた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)