“給仕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうじ35.0%
きふじ18.8%
ボーイ16.3%
ギャルソン8.8%
スチュワード2.5%
ウェイター2.5%
ボオイ1.3%
ポロウォイ1.3%
きうじ1.3%
きゅうズ1.3%
きゆうじ1.3%
こども1.3%
ウェーター1.3%
スチュワアド1.3%
スチュワート1.3%
バレエ1.3%
ボイ1.3%
ポレオイ1.3%
ヴワレエ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敬二は寝衣(ねまき)をかなぐりすてると、金釦(きんボタン)のついた半ズボンの服——それはこの東京ビルの給仕(きゅうじ)としての制服だった——を素早(すばや)く着こんだ。
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)
借て手傳(てつだ)はせしに夜(よ)も更(ふけ)し儘(まゝ)其夜(そのよ)は下女事私し方へ泊り翌朝(よくてう)客(きやく)の給仕(きふじ)などを仕舞て立歸り候處右の騷動(さうどう)故(ゆゑ)大いに驚き候由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それで彼は、彼のめちゃな言葉を聞いて給仕(ボーイ)が嘲笑(ちょうしょう)的な様子をしたのを、ひどく気に病みながらも、強(し)いて平気でいようとつとめた。
若い給仕(ギャルソン)たちが高くささげた大盆をたくみに肱であやつりながら、絶えず動いて、雑沓している客たちの前へ、盃を、コーヒーの茶碗をくばり
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
蝋燭ももう燃え倒れようとしている。それに給仕(スチュワード)も寝てしまったから、もう一本蝋燭にありつく望みもないからな——。
尤も食堂を開く時まで中味があった相で、給仕(ウェイター)の一人が——こいつは銀器のナイフよりは切れそうだ——などと冗談を言って居た相です
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
其處へ給仕(ボオイ)が、二枚の名刺を持つて面會人のある事を告げに來た。大阪朝日新聞と大阪毎日新聞の記者である。勿論自分は面會を斷るつもりだつた。
それともロシアの旅館や料亭で一般に呼ばれているように給仕(ポロウォイ)というか、とにかく、おっそろしくてきぱきして、あまりせわしなく動きまわるので一体どんな顔附(かおつき)をしているのか
手桶(てをけ)をも其處(そこ)に投出(なげいだ)して一つは滿足(まんぞく)成(なり)しが一つは底(そこ)ぬけに成(な)りけり、此桶(これ)の價(あたゑ)なにほどか知(し)らねど、身代(しんだい)これが爲(ため)につぶれるかの樣(やう)に御新造(ごしんぞ)の額際(ひたへぎは)に青筋(あをすぢ)おそろしく、朝飯(あさはん)のお給仕(きうじ)より睨(にら)まれて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
揉み療治按摩は定雇(じょうやと)い、給仕(きゅうズ)の女は痩せたの肥ったのお好み次第(スだい)の別嬪(べっぴん)ばかり、物は試スにござりますゆえ、いかがでござります。欺(だま)されたと思うて御泊りなされませ。エエいかがでござります
給仕女(きゆうじをんな)は故郷(こきよう)の風俗(ふうぞく)をしてお客(きやく)の給仕(きゆうじ)に出(で)るといふふうになつてゐます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「給仕(こども)! 鉛筆だ!」
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
正装した給仕(ウェーター)の一人が、恐る恐る銀盆に載せた、花飾りしてある美しい手紙を一通持って来て
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
アッシェンバッハは右舷のほうへ歩を移した。そこに例のせむし男が、かれのために寝椅子をひろげておいてくれたのである。そしてしみだらけの燕尾(えんび)服を着た給仕(スチュワアド)が、かれの用向をたずねた。
「何? 氷山だって! 有難い。おい、給仕(スチュワート)、一っ破片(かけら)ぶっかいて来て呉れ。此酒(こいつ)へ入れるんだ」
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
誠に目を驚かすばかりの殷賑(はんじょう)、昼は犬を連れて氷河のそばで five o'clock tea、ホテルの給仕(バレエ)に小蒲団(クッサン)を持たせてブウシエの森でお仮睡(ひるね)。
自分達は室内の掃除に取りかかろうとする給仕(ボイ)を後(あと)にして食堂へ這入(はい)った。食堂はまだだいぶ込んでいた。出たり這入ったりするものが絶えず狭い通り路をざわつかせた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
無縁帽(カルツーズ)をふりながら立っている給仕(ポレオイ)や、自分とは関係のない旦那が出発するのを欠伸の出そうな顔で眺めている旅館の下男や、他所の従僕や馭者たちに見送られながら
呼鈴(よびりん)の音(ね)と共に立出(たちいづ)る日本人の給仕(ヴワレエ)に案内されて直樣廣い客間に這入ると、高い天井、眞直な壁、平な敷物、重々しく垂下る窓の窓掛に、室内一體の沈靜した明い空氣の感覺が
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)