“御給仕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おきふじ50.0%
おきゅうじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よるかへつてて、御米およねめし御給仕おきふじをするときなどに、「今日けふ伊藤いとうさんのことなにてゐて」とことがあるが、其時そのときには「うん大分だいぶてゐる」とこたへるぐらゐだから
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御氣分おきぶん如何いかゞ御座ございます」ときよ御給仕おきふじをしながら、しきりにいた。御米およね大分だいぶやうだつたので、とこげてもらつて、火鉢ひばちつたなり、宗助そうすけかへりをけた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御給仕おきゅうじをしてもらおうかね。」と言って茶碗ちゃわんを出すと、派出婦は別に気まりのわるい様子もせず、「お盆を忘れましたから御免ごめん下さい。」
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)