“賃餅”の読み方と例文
読み方割合
ちんもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧しさには貧しさのとりえと云うべきか、日頃から掛け買いの出来ないおせんは、年を越す苦労もひとよりは少なく、白くはないが賃餅ちんもちも一枚いて、かたちばかりに門口へ松と竹も立てた。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)