“親身”の読み方と例文
読み方割合
しんみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜだか知らないけれど、わたし心底から、あなたが親身しんみなかたのような気がしますの。……どうぞ助けてください。ね、助けて。
その服装がいかにも生活の不規則なのと窮迫しているのを思わせると、葉子は親身しんみな同情にそそられるのを拒む事ができなかった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
……のみならず、その叔父独得の陽気な響きを喪った声の中には、今までにない淋しい……如何にも親身しんみの叔父らしい響さえこもっていた。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)