“ちんしごと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賃仕事83.3%
賃裁縫16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「では、どうぞあなたがここへ引移ってくださいませ。こんなむさい所でお気の毒ですが、たとい賃仕事ちんしごとをしてなりとも、わたしはわたしで世過よすぎをして、あなたに御迷惑は懸けませぬ」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
いつ賃仕事ちんしごとしてもおそばくらしたはうつぽどこゝろよう御座ございますとすに、馬鹿ばか馬鹿ばか其樣そのやうことかりにもふてはならぬ、よめつた實家さとおやみつぎをするなどゝおもひもらぬこと
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かさねしも女房お光が忠實敷まめ/\しく賃裁縫ちんしごとやら洗濯等せんたくなどなしほそくも朝夕あさゆふけむりたてたゞをつとの病氣全快ぜんくわいさしめ給へと神佛へ祈念きねんかけまづしき中にも幼少えうせうなる道之助の養育やういく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)