トップ
>
憬慕
ふりがな文庫
“憬慕”の読み方と例文
読み方
割合
けいぼ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けいぼ
(逆引き)
先考の深く中華の文物を
憬慕
(
けいぼ
)
せらるゝや、南船北馬その遊跡十八省に
遍
(
あまね
)
くして猶足れりとせず、遥に異郷の花木を
携帰
(
たづさへかへ
)
りてこれを故園に移し植ゑ、悠々として余生を楽しみたまひき。
来青花
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
願わくは古人を
憬慕
(
けいぼ
)
することはいっそうせつに、かれらに模倣することはますます少なからんことを! ギリシャ国民の偉大であったのは決して古物に求めなかったからであると伝えられている。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
近頃四谷に
移住
(
うつりす
)
みてよりはふと
東坡
(
とうば
)
が酔余の
手跡
(
しゅせき
)
を見その
飄逸
(
ひょういつ
)
豪邁
(
ごうまい
)
の筆勢を
憬慕
(
けいぼ
)
し
法帖
(
ほうじょう
)
多く
購求
(
あがないもと
)
めて
手習
(
てならい
)
致しける故
唐人
(
とうじん
)
が
行草
(
ぎょうそう
)
の書体訳もなく
読得
(
よみえ
)
しなり。何事も日頃の心掛によるぞかし。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
憬慕(けいぼ)の例文をもっと
(5作品)
見る
憬
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
慕
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“憬”で始まる語句
憬
“憬慕”のふりがなが多い著者
岡倉天心
岡倉覚三
永井荷風