“前達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めえたち35.3%
まへたち29.4%
まえたち17.6%
まへだち5.9%
めえだち5.9%
せんだっ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正「成田へ来て駕籠へ乗るてえのは強気ごうきといけねえ、本当ならお前達めえたち二人を駕籠へ乗せて、私等わっしたち二人で担ぎたいくらいのものだ」
はちきたないものではりません。もしお前達まへたち木曾きそでいふ『はち』をれて、あたゝかい御飯ごはんうへにのせてべるときあぢおぼえたら
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
なんだね、お前達まえたちこれだけが全世界ぜんせかいだとおもってるのかい。まあそんなことはあっちのおにわてからおいよ。なにしろ牧師ぼくしさんのはたけほうまでつづいてるってことだからね。
客様きやくさま被在ゐらつしやるではないかね、ひとあしになんかからまつて贅沢ぜいたくぢやあないか、お前達まへだちむしつてれば沢山たくさんだよ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
雖然だども、あのしとだつて、お前達めえだち親達おやだちさ、申訳なくなるべす。』
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
智馬死すると聞いてたちまちそむき去ったとはうけられがたいようだが、前達せんだって『太陽』へ出した「戦争に使われた動物」てふという拙文中にも説いた通り、昔は何地いずくの人も迷信重畳しおり