引懸ひつかゝ)” の例文
持て居る事を見し故是をはかりて博奕ばくちすゝめしかば固より好む事ゆゑ直樣すぐさま引懸ひつかゝもつぱら博奕をなして居たりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さるゝも計り難く夫故に道中筋だうちうすぢは何れの茶屋小屋にても看々みす/\惡漢わるもの引懸ひつかゝりて難儀する旅人があらうとも滅多めつたな事は申されずと云ければ半四郎なるほど夫は道理もつともなり何にしても可愛かあいさうなことゆゑどうか救ひて遣度やりたいものと兩手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)