“飛切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とびきり76.9%
とびき23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又、文学は無類飛切とびきりの好い職業で、人生にとってれ程意味あり、価値ある職業はないと云う人があっても、又決して喜ぶには当らない。
沢庵たくあんかじつて、紙と木片きぎれとで出来上つた家に住んでゐる日本人などと比べ物にはならないといふので、日本人が滅多に手も着けない飛切とびきりの上等品を買込むが
台湾館の中では選抜よりぬ飛切とびきりの台湾生れの別嬪べっぴんが、英語ペラペラで烏龍茶の講釈をしながら一枚八セント芭蕉煎餅ばしょうせんべいを出してお給仕をする。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
よし一つや二つ何か立派などっしりした物があったにしても、古今に通じて世界第一無類飛切とびきりとして誇るには足りないような気がする。然らば何をか最も無類飛切りとしようか。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)