“選抜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えりぬ37.5%
えりぬき12.5%
すぐ12.5%
せんばつ12.5%
よりぬ12.5%
よりぬき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この真珠パールの本店が築地の割烹かっぽう懐石で、そこに、月並に、懇意なものの会がある。客が立込んだ時ここから選抜えりぬきでけに来た、その一人である。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
日頃、平四郎と余りよしみのない若侍のうちから、約二十名ほど選抜すぐって、それに、練達な役人が三、四名付き添い——宮崎市之丞を、先に立てて甲府城から馳け出した。
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは秀吉ひでよしよりも大のり気で、すでに城内じょうない数度すうど下試合したじあいをやらせたうえ、家中かちゅうから選抜せんばつして武芸者ぶげいしゃ十名、鎖帷子組くさりかたびらぐみとなづけてめいめいにおなじよそおいをさせ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
台湾館の中では選抜よりぬ飛切とびきりの台湾生れの別嬪べっぴんが、英語ペラペラで烏龍茶の講釈をしながら一枚八セント芭蕉煎餅ばしょうせんべいを出してお給仕をする。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうすればあなたの狂言を、青年男女の選抜よりぬき