“選出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えりだ66.7%
よりだ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼鏡を懸けて刀を選出えりだし、座を構え、諸肌脱ぎ、皺腹しわばらつばをなすり、白刃しらは逆手さかてに大音声、「腹を切る、止めまいぞ、邪魔する奴は冥土めいど道連みちづれ、差違えるぞ、さよう心得ろ。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大阪に居るうちに毎度人の読損よみそこなうた処か人の読損いそうな処を選出えりだして、そうしてれを私は分らない顔して不審を聞きに行くと、毎度の事で、学者先生と称して居る人が読損うて居るから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
留守の事や契約の事なぞを色々と細かに頼んでのち、呉服橋劇場専属の俳優二十七名のうちから選出よりだした男女優僅に十余名を眼立たぬように変装させて、コッソリと上野駅を出発し
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)