“道連”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちづれ84.4%
みちづ15.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるがんの中へ身を片寄せて二三げんあとに成つて居る和田さんと良人をつととを待ち合せた時、幼い時に聞いた三途さんづの河の道連みちづれの話を思ひ出すのであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
旅は道連みちづれが、立場たてばでも、また並木でも、ことばを掛合ううちには、きっとこの事がなければ納まらなかったほどであったのです。
雪霊記事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こんなうるさいはいでも、道連みちづれとなればなつかしくおもはれたかして、木曾きそはいのことを發句ほつくんだむかし旅人たびゞともありましたつけ。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そのばたきには、はじめのあひだこそ、こちらでもびっくりしますが、しかしだん/\すゝむにしたがつて、むしろとりびたつのも、道連みちづれが出來できたようになつかしくなるものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)