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龕
ふりがな文庫
“龕”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
がん
66.7%
づし
14.6%
ずし
8.3%
みづし
4.2%
おづし
2.1%
ほくら
2.1%
トリプチック
2.1%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がん
(逆引き)
斷崖の一隅に
龕
(
がん
)
の形をなしたる低き岸あり。灌木
疎
(
まばら
)
に生じて、深紅の花を開ける草之に
雜
(
まじ
)
れり。岸邊には一隻の帆船を繋げるを見る。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
龕(がん)の例文をもっと
(32作品)
見る
づし
(逆引き)
教授は
怖
(
おそ
)
る/\
龕
(
づし
)
の
扉
(
と
)
を開けにかゝつた。定めし
黄金
(
きん
)
の
眩
(
まぶ
)
しい光でも
射
(
さ
)
す事だらうと、心持眼を細くしてゐると、なかから転げ出したのは鼠のやうな真黒な仏さんだつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
龕(づし)の例文をもっと
(7作品)
見る
ずし
(逆引き)
それは床から五
呎
(
フィート
)
許
(
ばか
)
りの壁に設えた
龕
(
ずし
)
の中に納められてあった。淡い間接照明の光は、奥深い洞穴の様な感じを与えていた。
赤い手
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
龕(ずし)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
みづし
(逆引き)
内部
(
うちら
)
なる耶蘇の
龕
(
みづし
)
にひとすぢの
香
(
かう
)
たちのぼる。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
龕(みづし)の例文をもっと
(2作品)
見る
おづし
(逆引き)
それから又一段上つて、云はば内陣ともあるべき幅一間程の細長い板の間の奥に
龕
(
おづし
)
がある。千手観世音が祀つてあるのだ。彼は何と云ふ考もなしに、ふらふらと縁に上つた。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
龕(おづし)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほくら
(逆引き)
夜も更けしをり、同じ路、同じ
龕
(
ほくら
)
の
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
龕(ほくら)の例文をもっと
(1作品)
見る
トリプチック
(逆引き)
糸の切れた
緋威
(
ひおど
)
しの
鎧
(
よろい
)
が聖アウガスチンの
龕
(
トリプチック
)
に寄りかゝっている古道具屋。水を流して戸を締めている小さい市場。硝子窓から仕事娘を覗かしている仕立屋。中産階級の取り済ました塀。
巴里祭
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
龕(トリプチック)の例文をもっと
(1作品)
見る
龕
漢検1級
部首:⿓
22画
“龕”を含む語句
神龕
龕燈
龕燈提灯
仏龕
小龕
御龕
龕燈返
葬龕
窓龕
白狐龕
龕灯
壁龕
船龕燈
石龕
龕灯提灯
釣龕燈
龕前
聖像龕
袂龕灯
起龕
...
“龕”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
平出修
三上於菟吉
与謝野寛
蒲原有明
パウル・トーマス・マン
エドガー・アラン・ポー
薄田泣菫
国枝史郎
小栗虫太郎