“仏龕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶつがん80.0%
みづし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
油がきれたか、格子天井こうしてんじょう仏龕ぶつがんが、パッ、パッ……と大きな明滅の息をついて、そこへヌッと反身そりみに立っているお十夜の影を、魔魅まみのようにゆらゆらさせた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一小間ひとこま硝子がらすを張って、小形の仏龕ぶつがん、塔のうつし、その祖師のかたちなどを並べた下に、年紀としごろはまだ若そうだが、額のぬけ上った、そして円顔で、眉の濃い、目の柔和な男が
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
星のごと仏龕みづしに光る燈明みあかし
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)