“ぶつがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仏龕80.0%
仏眼20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏龕ぶつがんの虫ばむ音は
秋の一夕 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
ふり仰ぐと、堂閣の千ぼんびさしに、びた金色の仏龕ぶつがんが、ほの明るく廻廊を照らしている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当人がそれをしゃべるわけじゃなし、それでちゃあんとてのひらを指すように言い当てておしまいなさる、あれが仏眼ぶつがんというものでございますな。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
仏眼ぶつがんとやら神通力じんずうりきとやらで、人の心をちゃあんと見抜いてしまう坊さんだから、いくらお前が忍びや盗人が上手でも、うっかり傍へも寄れめえとこう言うんだ
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)