仏眼ぶつがん)” の例文
旧字:佛眼
当人がそれをしゃべるわけじゃなし、それでちゃあんとてのひらを指すように言い当てておしまいなさる、あれが仏眼ぶつがんというものでございますな。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
仏眼ぶつがんとやら神通力じんずうりきとやらで、人の心をちゃあんと見抜いてしまう坊さんだから、いくらお前が忍びや盗人が上手でも、うっかり傍へも寄れめえとこう言うんだ
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)