“仏眼”のいろいろな読み方と例文
旧字:佛眼
読み方割合
ぶつがん50.0%
ほとけのまなこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当人がそれをしゃべるわけじゃなし、それでちゃあんとてのひらを指すように言い当てておしまいなさる、あれが仏眼ぶつがんというものでございますな。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
仏眼ぶつがんとやら神通力じんずうりきとやらで、人の心をちゃあんと見抜いてしまう坊さんだから、いくらお前が忍びや盗人が上手でも、うっかり傍へも寄れめえとこう言うんだ
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
持統天皇はその御願を継いで即位二年無遮むしゃ大会だいえを設け給い、同十一年「癸亥みづのとゐ公卿くぎやう百寮、仏眼ほとけのまなこあらはしまつる。をがみを薬師寺に設く」(書紀)。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)