“龕燈提灯”のいろいろな読み方と例文
新字:龕灯提灯
読み方割合
がんどうちょうちん60.0%
がんどうぢょうちん40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また明治の初年には龕燈提灯がんどうちょうちんという、如何に上下左右するも中の火は常に安定の状態にあるように、たくみに造られたものがあったが、現に熊本県下にはまだ残存している。
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
忍び衆常用の龕燈提灯がんどうちょうちん、折り畳み式になっている。それを組み立て点火したのだ。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すぐそばが、外麹町そとこうじまち、や組の番屋。追廻しが三、四人飛び出して行って、竹梯子たけはしご鳶口とびぐち逆目鋸さかめのこ龕燈提灯がんどうぢょうちんなどを借りて戻ってくる。
青銅製の大香炉、香を充たした香木の箱、南蛮人の丸木船模型、羅針盤と航海図、この頃珍らしい銀の時計、忍び用の龕燈提灯がんどうぢょうちん、忍術用の黒小袖、真鍮製しんちゅうせいの大砲模型、籠に入れられた麝香猫じゃこうねこ
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)