“高張提灯”のいろいろな読み方と例文
旧字:高張提燈
読み方割合
たかはりぢょうちん66.7%
たかはり16.7%
たかはりちやうちん5.6%
たかはりちょうちん5.6%
たかはりぢやうちん5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくつも高張提灯たかはりぢょうちんをかかげて、花嫁の一行が神田から霊岸島をさして練ってゆくと、丁度途中にめ組の喧嘩けんかがあった。
花を持てる女 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
「おや、警板けいばんが鳴ってるよ。おまえさん、外の高張提灯たかはりが消えてるじゃないか。また、町方に大叱言おおこごとをお食いでないよ」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
赤井左門から命令があつたものか、庭先には高張提灯たかはりちやうちんをかゝげ、番手桶を積み荒筵あらむしろを敷き、俄か事乍らすべてお白洲しらす其儘に作つて、往來に向いた庭木戸を眞一文字に開かせました。
四人の一団が「仏教救世軍」と記した高張提灯たかはりちょうちん竹棹たけざおの先にしばりつけたのを担いでやって来て「王法為本おうほういほんの旗の色」とか何とかいった歌を歌いながら、救世軍の讃美歌や
こゝに、おみきじよふのに、三寶さんぱうそなへ、たるゑ、毛氈まうせん青竹あをだけらち高張提灯たかはりぢやうちん弓張ゆみはりをおしかさねて、積上つみあげたほど赤々あか/\と、あつくたつてかまはない。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)