“たかはりぢょうちん”の漢字の書き方と例文
語句割合
高張提灯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見れば大きな高張提灯たかはりぢょうちんが門の両側に出ている。しかもそのいずれもの提灯が、菊桐の御紋章である。そうしてその光で見ると、門の下にかかっている一方の表札は
秋の陽はとうに暮れて、寺町は淋しく暗くなりまさるばかりですが、春徳寺だけは寺社の係り役人を迎え、三輪の万七の子分達を交えて、高張提灯たかはりぢょうちんの物々しい警戒振りです。
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
二十挺の前後は、同じく装剣の銃を持った兵が百二十人で囲んでいる。後押あとおさえは銃を負った騎兵二騎である。次に両藩の高張提灯たかはりぢょうちん各十挺が行く。次に両藩士卒百数十人が行く。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)