“たかはり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高張79.2%
高張提灯12.5%
高梁4.2%
高粱4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
続いたのが、例の高張たかはりを揚げた威勢のい、水菓子屋、向顱巻むこうはちまちの結び目を、山から飛んで来た、と押立おったてたのが、仰向けにそりを打って、呵々からからと笑出す。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「誰しも、い日を選ぶとみえましてな、今宵は、こちらへ参る途中で、四、五軒も高張提灯たかはりを見うけましたよ」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
振袖源太は、赤地總模樣の大振袖の腕をまくり上げて、拳下こぶしさがりに一刀を構へたまゝ。三丈餘りの高梁たかはりの上から、土間の平次を見下ろしました。
振袖源太は、赤地総模様の大振袖の腕をまくり上げて、拳下がりに一刀を構えたまま、三丈余りの高粱たかはりの上から、土間の平次を見下ろしました。