“大叱言”の読み方と例文
読み方割合
おおこごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し怠けると、すぐ大叱言おおこごとのかみなりが頭の上に落ちかかって来るので、いわゆる「雷師匠」として弟子たちにひどく恐れられていた。
半七捕物帳:35 半七先生 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「おや、警板けいばんが鳴ってるよ。おまえさん、外の高張提灯たかはりが消えてるじゃないか。また、町方に大叱言おおこごとをお食いでないよ」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
平次は大叱言おおこごとを浴びせながらも、表戸をピタリと締めて、手早く八五郎の縄と猿轡を解いてやります。この浅ましい姿を人に見せたくなかったのです。