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大叱言
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おおこごと
ふりがな文庫
“
大叱言
(
おおこごと
)” の例文
少し怠けると、すぐ
大叱言
(
おおこごと
)
のかみなりが頭の上に落ちかかって来るので、いわゆる「雷師匠」として弟子たちにひどく恐れられていた。
半七捕物帳:35 半七先生
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「おや、
警板
(
けいばん
)
が鳴ってるよ。おまえさん、外の
高張提灯
(
たかはり
)
が消えてるじゃないか。また、町方に
大叱言
(
おおこごと
)
をお食いでないよ」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平次は
大叱言
(
おおこごと
)
を浴びせながらも、表戸をピタリと締めて、手早く八五郎の縄と猿轡を解いてやります。この浅ましい姿を人に見せたくなかったのです。
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「真っ
平
(
ぴら
)
だ、お前たちの仕事に、腕を貸してやったなどと知れたら、伯父の半蔵から
大叱言
(
おおこごと
)
が出るにちがいない。——だが、智恵だけなら貸してやらないものでもない」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
叱
部首:⼝
5画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“大叱”で始まる語句
大叱咤
大叱
大叱責