“龕燈”のいろいろな読み方と例文
新字:龕灯
読み方割合
がんどう93.5%
がんとう6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、手下の向けた龕燈がんどうで、まじまじと見つめたその時の、奇異な少年のすがたを——小六は今、ありありと眼に思いうかべていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ディオゲネスが凶賊カルトゥーシュに変じたとしたらそれにもふさわしいような、銅製の古い龕燈がんどうが一つ、暖炉の上に置いてあった。
一歩平次が進むと、早くも五六歩飛退いた曲者、——龕燈がんとうを高々と振り上げて平次を睨み据ゑました。
う所の龕燈がんとう返しが用いられて居るが、龕燈返しのための龕燈返しで無くて龕燈返しをすることにって、人生的乃至ないし社会的の意味を裏付け、強調した点などは、もって範とすべきでしょう。
孔雀の樹に就いて (新字新仮名) / 国枝史郎(著)