“白狐龕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びやくこがん50.0%
びやつこがん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此お夏は今、狹い白狐龕びやくこがんの中にペタリと坐つて、ポカンとした顏を入口に向けて居たのだ。餘程早くから目を覺まして居たのであらう。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼には父もあり母もある、また家もある。にも不拘、常に此新山堂下の白狐龕びやくこがんを無賃の宿として居るといふ事も亦、自分の聞き知つて居る處である。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼には父もあり母もある、また家もある。にも不拘かかはらず、常に此新山堂下の白狐龕びやつこがんを無賃の宿として居るといふ事も亦、自分の聞き知つて居た処である。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)