“緋威”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひをどし60.0%
ひおど20.0%
ひおどし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
削るのかんなかんなとをんなとおん近きもこれまた自然の道理なり緋威ひをどしの鎧とめかし込み艶福がるといづれ仕舞しまひは深田へ馬を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
糸の切れた緋威ひおどしのよろいが聖アウガスチンのトリプチックに寄りかゝっている古道具屋。水を流して戸を締めている小さい市場。硝子窓から仕事娘を覗かしている仕立屋。中産階級の取り済ました塀。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
緋威ひおどしの鎧に引立て烏帽子、胸に黄金の十字架をかけ、わざと目立つ白馬に乗り、敵の軍勢へ駈け入りましたが、身に三本の矢を負って城中へ取って返した頃には既に虫の息でありました。
天草四郎の妖術 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)