酔客よっぱらい)” の例文
隣室となり酔客よっぱらいが総立ちになって、寝るんだ、座敷は、なんてわめいて、留める芸者と折重なって、こっちのふすまへばたばたと当る。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
膝掛ひざかけ引抱ひんだいて、せめてそれにでもあたたまりたそうな車夫は、値がきまってこれから乗ろうとする酔客よっぱらいが、ちょっと一服で、提灯ちょうちんの灯で吸うのを待つ、氷のごとく堅くなって、催促がましく脚と脚を
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)