“壯侠”の読み方と例文
読み方割合
わかもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紳士の影に潛んで顏も上げず、蹲踞うづくまつて、風呂敷の包物を膝にかかへた儘、胸悸どぎまぎして居るのが不圖目を見張つて、壯侠わかものの顏を偸視る、途端、その亦鋭い視線と出合つて、俯向と急に顏色を變へた。
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)