“壯健”のいろいろな読み方と例文
新字:壮健
読み方割合
たつしや50.0%
さうけん20.0%
そうけん20.0%
ぢやうぶ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それだからね、はねよわいものやからだ壯健たつしやでないものは、みんな途中とちうで、かわいさうにうみちてんでしまふのよ」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
しかわたしすこしも身體からだ異状いじやういです、壯健さうけんです。無暗むやみ出掛でかけること出來できません、何卒どうぞわたし友情いうじやうことなんとかしようさせてください。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
まだわかい十八のとしに、彼女かれは、さびしい昔戀むかしこひしいやうな心持こゝろもちになつて、もしも自分じぶん松葉杖まつばづゑをつかない壯健そうけんをんなであつたならば、自分じぶん運命うんめいはどうなつたであらうかとかんがへた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
斯の兄の方の子供は、性來弱々しく、幾度か醫者の手を煩はした程で、今日のやうに壯健ぢやうぶらしく成らうとは思ひもよりませんでした。皆なの丹精一つで漸く學校へ通ふまでに漕附けたのです。