“さうけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
壯健40.0%
双肩20.0%
壮健20.0%
棗軒20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背負せおひすぐ隣裏となりうらより呼初め一軒づつに今日は結構けつこうな御天氣にて御家内樣御揃ひ遊され御壯健さうけんだん珍重ちんちように存候偖私しは馬喰町二丁目家主治兵衞店紙屑買長八と申者なり以來いらい御見知おみしりおかれまして御心安く願ひあげますまだ紙屑かみくづたまりませんかとなが口上こうじやうにて叮嚀ていねいに云て歩行あるくゆゑ裏々うら/\の内儀達は大いに笑ひけれども長八は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
武村兵曹たけむらへいそうわたくしとは、じつ双肩さうけん重荷おもにおろしたやう心地こゝちがしたのである。じつに、うれしい、うれしい、うれしい。
ふとまなこつたのは、いまこのふね責任せきにん双肩さうけんになへる船長せんちやうが、卑劣ひれつにも此時このとき舷燈げんとうひかり朦朧もうろうたるほとりより、てんさけび、ける、幾百いくひやく乘組人のりくみにんをば此處ここ見捨みすてゝ
其後そのご雲飛うんぴ壮健さうけんにして八十九歳にたつした。我が死期しききたれりと自分で葬儀さうぎ仕度したくなどをとゝの遺言ゆゐごんして石をくわんおさむることをめいじた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
或は徴の号棗軒さうけんを一に桑軒にも作つたものか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)