一本のわらいっぽんのわら
むかし、大和国に貧乏な若者がありました。一人ぼっちで、ふた親も妻も子供もない上に、使ってくれる主人もまだありませんでした。若者はだんだん心細くなったものですから、これは観音さまにお願いをする外はないと思って、長谷寺という大きなお寺のお堂にお …
作品に特徴的な語句
たん じゅう たい なに さお ぶん がた そん まわ ぬの 三反さんたん 殿との くだ 主人しゅじん 食料しょくりょう にん かり いただ からだ なん つく さむらい ぽん あいだ ひら さき 出来でき うん にち ちょう ほう へん けん 病人びょうにん ぬす そと はな ごと 見返みかえ よめ わか いえ 往来おうらい こめ おや みず しる けが あら なが 清水しみず わた 牛車うしぐるま もの ひと よう もう まち うたが しろ かわ 相談そうだん れい いの 福運ふくうん あき 稲田いなだ 野原のはら とお 遠慮えんりょ 遠方えんぽう かね