“六度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むたび50.0%
ろくど50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結婚して六年間に六度むたび海越えて故郷ふるさとを見にくと云ひ給へるを、思ふまゝに事する憎き婦人なりと云ひ合へる男達もあるよしにさふらふ。この君の室はわたくしなどの室よりは一階下の食堂の隣にさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
屈竟くつきやうなる壯佼わかものしたるが、くるまゆるやかに、蜘蛛手くもでもり下道したみちを、ひといへたづなやみつとおぼしく、此處こゝ彼處かしこ紫陽花あぢさゐけりとところかならず、一時ひとときばかりのあひだ六度むたび七度なゝたびであひぬ。
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
(ハ)温帶林おんたいりんまたは、椈帶ぶなたい)。 このたい暖帶林だんたいりんのつぎにつくもので、本州ほんしゆう北部ほくぶから北海道ほつかいどう大半たいはん西南せいなんおよ朝鮮ちようせん大部分だいぶぶんにもあり、同温線どうおんせん六度ろくど以上いじよう十三度じゆうさんど以下いか土地とちです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
あるひ饅頭形まんじゆうがたとでもづくべきであらうか。山側さんそく傾斜けいしやわづか六度ろくど乃至ないし八度はちどぎない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)