“紫陽花”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
あじさい72.6%
あぢさゐ21.9%
あぢさい4.1%
あじさゐ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“紫陽花”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本4.8%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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夏の事でね、庭に紫陽花あじさいが咲いていたせいか、知らないけれど、その姿見のあおさったら、月もささなかったって云うんですがね。
〔出典〕陽炎座(新字新仮名)/泉鏡花(著)
例えば天上の星のように、瑠璃るりを点ずる露草つゆくさや、金銀の色糸いろいと刺繍ししゅうのような藪蔓草やぶつるくさの花をどうして薔薇ばら紫陽花あじさいと誰が区別をつけたろう。
〔出典〕かの女の朝(新字新仮名)/岡本かの子(著)
日当の悪い木立の奥に青白い紫陽花あぢさゐが気味わるく咲きかけるばかりで、最早や庭中何処を見ても花と云ふものは一つもない。
〔出典〕花より雨に(新字旧仮名)/永井荷風(著)
その横の方に、しよんぼりと坐つて居るのは、内儀のお貞で、二十七八の青白い顏と、品の良い物越しを特色にした、日蔭の紫陽花あぢさゐのやうな年増です。
〔出典〕銭形平次捕物控:170 百足屋殺し(旧字旧仮名)/野村胡堂(著)
そして縁の柱によったまゝ、手水鉢てうずばちのそばの紫陽花あぢさいの葉をちぎってた嫂は、そこを通りすぎやうとした。
〔出典〕(新字旧仮名)/素木しづ(著)
街路樹のベツドかと見えて、篠懸すゞかけの苗木が植ゑてあり、その間には紫陽花あぢさいなぞがさき亂れてゐた。
〔出典〕山陰土産(旧字旧仮名)/島崎藤村(著)
あふひ、紫陽花あじさゐがそのあたりにさき亂れてゐて、茶屋へゆくまでの小路も樂しかつた。
〔出典〕山陰土産(旧字旧仮名)/島崎藤村(著)