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あぢさい
ふりがな文庫
“あぢさい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
紫陽花
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紫陽花
(逆引き)
私
(
わし
)
は
其
(
そ
)
の
方
(
はう
)
を
枕
(
まくら
)
にして
居
(
ゐ
)
たのぢやから、つまり
枕元
(
まくらもと
)
の
戸外
(
おもて
)
ぢやな。
暫
(
しばら
)
くすると、
右手
(
めて
)
の
彼
(
か
)
の
紫陽花
(
あぢさい
)
が
咲
(
さ
)
いて
居
(
ゐ
)
た
其
(
そ
)
の
花
(
はな
)
の
下
(
した
)
あたりで、
鳥
(
とり
)
の
羽
(
は
)
ばたきする
音
(
おと
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そして縁の柱によったまゝ、
手水鉢
(
てうずばち
)
のそばの
紫陽花
(
あぢさい
)
の葉をちぎってた嫂は、そこを通りすぎやうとした。
嫂
(新字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
街路樹のベツドかと見えて、
篠懸
(
すゞかけ
)
の苗木が植ゑてあり、その間には
紫陽花
(
あぢさい
)
なぞがさき亂れてゐた。さすがにその邊までは大阪のやうな大きな都會を中心に控へた村々の續きらしくも思はれた。
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
戸外
(
おもて
)
は
恰
(
あたか
)
も
真昼
(
まひる
)
のやう、
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
は
開
(
あ
)
け
広
(
ひろ
)
げた
家
(
や
)
の
内
(
うち
)
へはら/\とさして、
紫陽花
(
あぢさい
)
の
色
(
いろ
)
も
鮮麗
(
あざやか
)
に
蒼
(
あを
)
かつた。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
背後
(
うしろ
)
から
親仁
(
おやぢ
)
が
見
(
み
)
るやうに
思
(
おも
)
つたが、
導
(
みちび
)
かるゝまゝに
壁
(
かべ
)
について、
彼
(
か
)
の
紫陽花
(
あぢさい
)
のある
方
(
はう
)
ではない。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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