“遠目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とおめ78.6%
とほめ21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから——遠目(とおめ)にも愛くるしい顔に疑う余地のない頬笑(ほほえ)みを浮かべた? が、それは掛(か)け価(ね)のない一二秒の間の出来ごとである。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
思いきや、時にあなたなる西側(にしがわ)の鯨幕(くじらまく)をしぼって、すらりと姿(すがた)をあらわした壮漢(そうかん)の手には、遠目(とおめ)にもチカッと光る真槍(しんそう)が持たれていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庇(ひさし)のもとに床(ゆか)ありて浅き箱やうのものに白く方(かく)なる物を置(おき)たるは、遠目(とほめ)にこれ石花菜(ところてん)を売ならん、口には上(のぼ)らずとおもひながらも
遠目(とほめ)に濁る蒼海(わだつみ)の色こそあかれ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)