“とおめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遠目91.7%
遠眼8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魔女は、赤い目をしていて、遠目とおめのきかないものなのですが、そのかわり、けもののように鼻ききで、人間がってきたのを、すぐとかぎつけます。
遠目とおめの利く半七は欞子にすがってしばらく見おろしているうちに、なにを見付けたか急に与七を見かえって訊いた。
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかし八本の太柱の並んだ金堂を稍々遠眼とおめにみるときは、また別の美しさを感ずる。この出張った柱のあるため、金堂がどれほど深い陰翳いんえいを与えられているか、想像がつくであろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)